立ち耳・折れ耳・耳垂裂

立ち耳・折れ耳・耳垂裂 とは

耳(耳介)の形態異常には実にさまざまなタイプがあります。先天性のもののなかには,小耳症,立ち耳,折れ耳,コップ耳(カップ耳),スタール耳,袋耳,埋没耳などその特徴的な形態によって様々な呼称があります。埋没耳やコップ耳(立ち耳)などは眼鏡やマスクがかけられないなど耳介の機能障害を認め,日常生活に支障をきたす場合は保険適応となります。

その他後天性の耳介形態異常として,ピアスの穴から耳たぶ(耳垂)が裂けてしまった耳垂裂や,けがや耳介血腫の後遺症などで耳が変形してしまうものなどがあります。

手術はそれぞれの耳介変形の状態によって様々な手術方法から最も適しているものを選択して行います。
例えば、立ち耳や折れ耳と言われている変形は,耳介の対耳輪という部位が消失してカップ状になっているために前方へ立っている状態です。これは先天的なもので形態や程度には個人差あります。

施術方法

手術方法としては,耳介後面(正面から見えない部位)を切開して耳介軟骨の後面を剥離します。耳介軟骨に3,4針縫合糸をかけて軟骨を矯正することによって対耳輪の突出形態を形成します。これにより前方へ倒れ込んでいた耳介全体が後方へ起き上がります。

手術は局所麻酔で行い,手術時間は片側約30分程度です。
皮膚縫合線は耳介後面のみで傷跡はほとんど目立ちません。術後2日後にガーゼをはずして,シャワー浴・洗髪可能です。約1週間後に抜糸を行います。

その他,ピアスの穴が裂けてしまうことにより生じる後天性耳垂裂の場合は裂傷部が瘢痕化(傷跡が固く引きつれた状態)しているため,その部分を切除して縫合し直す必要があります。このとき瘢痕切除だけでなく,皮弁形成術を加えることにより傷跡や引きつれが目立たないように配慮します。手術の所要時間は片側約30分~1時間程度です。術後翌日~5日後にガーゼをはずしてシャワー浴・洗髪可能で,約1週間後に抜糸を行います。

これらのほかにも様々な方法があります。変形が重度な場合や,小児で局所麻酔での手術が行えない場合は入院が必要となることがあります。その際は関連施設をご紹介させて頂きます。

治療の流れ

治療の流れ

医師とのカウンセリングの中で十分に話し合い、症状に合わせた治療法をご案内します


症状に合わせた、手術を行います。手術は大人の方の場合、大体局所麻酔のみですむこと多いです。手術時間は疾患により異なりますが、最も多い症例である、ピアスにより裂けてしまった耳たぶの場合、片側約30分~1時間程度です。

いずれの場合も皮膚縫合線は、最終的にははほとんど目立たなくなります。目安として1週間後に抜糸します。術後翌日~5日後にガーゼをはずして、シャワー浴・洗髪可能です。

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