町田美容皮膚科形成外科

 

あざ・太田母斑・扁平母斑

顔面などに生じる様々な色のついた病変や皮膚の変化を「あざ」と呼んでいます。
多くは生まれつき存在するものですが,種類によっては思春期以降に生じるものもあります。

あざはそれぞれの色調によって青あざ,茶あざ,赤あざなどと古くから呼ばれています。青や茶の色はメラニンとそれを作り出す細胞(メラノサイト)の色で皮膚の浅いところに存在する場合茶色く見えて,深い位置に存在する場合には青っぽく見えます。赤い色は血管内の赤血球の色ですので血管が豊富に存在する状態をあらわしています。

あざのうち太田母斑,扁平母斑,異所性蒙古斑,そして生まれつきでは有りませんが外傷性刺青(ケガなどによる傷跡に刺青のような色がついてしまった状態)の4つはレーザー治療が効果的で,保険診療での治療が可能です。 レーザー治療が効かないタイプのあざもありますのでそれぞれについて解説します。

あざ・太田母斑・扁平母斑

太田母斑(青あざ)

太田母斑とは、通常のシミより皮膚の深いところにあるシミです。
通常のシミとは異なり、灰青色に褐色が加わった色となります。通常、顔面の片側に出現します。
典型的な太田母斑は額、眼瞼、頬部に多く、日本人の0.1~0.2%の頻度と推定されています。

太田母斑は、生まれた直後はありませんが、多くは生後1年以内出現します。しかし、20~40歳代に発症することも稀ではありません。

扁平母斑(茶あざ)

皮膚の均一な褐色斑として認められるあざで出生直後から認める場合(先天性)と思春期前後に発症するもの(後天性)とがあります。

後者はベッカー母斑とも呼ばれ思春期前後の男性に多く,胸部,肩,上腕,腰部,臀部,大腿部に認められ,多くは多毛症を併発しています。
表皮基底層のメラニン顆粒の増加が見られるのみで、メラノサイト(メラニン顆粒を作る細胞)は増加しません。

異所性蒙古斑(青あざ)

日本人を含めた黄色人種の特徴として認める蒙古斑は生後2歳頃までは青色調が増しますが10歳頃までに消失することが多いです。臀部や背部に出現したものは自然に消失することが多いですが,四肢,顔面,頭部,腹部に生じたものは成人になっても残存することがあります。成人になっても残存するものは蒙古斑全体の3〜4%と言われています。

蒙古斑の原因となる細胞は,メラニン顆粒が細胞の中に充満したメラノサイトであり,真皮内に認められます。この細胞は真皮の正常な構造を乱すこと無く存在しています。表皮基底層のメラニン顆粒の増加は無く,太田母斑との違いです。

外傷性刺青

ケガなどの外傷により細かい砂利や砂などの異物が主に真皮内に残存したままの状態で傷が治ってしまった場合に起こります。皮膚に刺青のような青い色が残ってしまった状態のことを外傷性刺青と言います。
病気によるあざとは違い,自然に消退することはありません。

表皮母斑(いぼ様あざ)

生まれつきもしくは幼小児期までに発生するイボ状の小さな隆起が多発するもの。かゆみを伴うことがあります。

色素性母斑(黒あざ)

母斑細胞性母斑とも呼ばれ,褐色から黒色で様々な大きさで全身の皮膚に認められます。最も小規模なものはいわゆる「ほくろ」に相当します。直径1cmを越えるものの多くは成果時より存在することが多いです。

さらに規模が大きいものとして体表の広範囲を占める場合は巨大色素性母斑と呼ばれています。組織学的に色素を有する母斑細胞を認め,この細胞の活動性が高いものや巨大色素性母斑は皮膚悪性腫瘍の一つ,悪性黒色腫の発生母地となり得るため手術による切除が原則です。一般に出生時から存在するものに関しては切除が望ましいです。

青色母斑(青あざ)

皮膚に青黒く見える点状〜数cmの大きさのやや硬く触れる結節です。顔面,手背,足背,臀部に後発し,生来のものと幼小児期に出現するものがあります。

組織学的には表皮にはほとんど変化がなく,真皮中層から下層にかけてメラニン顆粒を充満するメラノサイトが腫瘍性に増殖したものです(真皮メラノサイトーマ)。
悪性化することはまず無いとされています。

脂腺母斑(いぼ様あざ)

主に頭部や顔面に発生することの多いやや黄紅色を帯びた扁平な病変で生まれつき認めます。頭皮内のものは毛髪を欠くため限局性のはげ(禿頭)として認識されていることが多い疾患です。皮脂腺が肥大化,増加した状態ですが表皮にも変化を認めることが多いです。脂腺母斑は長い年月をかけていくつかの皮膚悪性腫瘍を続発する可能性がありますので若いうちに治療することをお勧めします。

単純黒子(黒あざ)

3歳頃からあらゆる部位の皮膚に認める直径数mmまでの黒褐色斑です。若い時期に発生することから若年性黒子とも呼ばれています。
表皮基底層のメラニン顆粒の増加とメラノサイトの増加を認めます。表皮真皮境界部に母斑細胞を認めることがあり,色素性母斑(境界母斑)への移行もみられる。

血管腫(赤あざ)

赤あざは皮膚および皮下に血管が密集していることにより赤い色を呈する病変の総称で,その本態は血管腫です。血管腫の形態的な特徴か単純性血管腫,イチゴ状血管腫,海綿状血管腫などと古くから呼ばれています。

歴史的に血管性病変の分類は統一されたものが無く,煩雑であったため治療法についても長い間整理されていませんでした。最近では1996年にthe International Society for the Study of Vascular Anomalies (ISSVA)の会議で提唱された分類が用いられています。大きく2つのグループ,血管性腫瘍と血管奇形に分けて,系統立てて整理し治療法が選択されています。

治療方法

太田母斑(青あざ)

ルビーレーザーが有効です。歴史的にはドライアイス療法や皮膚移植術などが行われてきましたがレーザー機器の開発・発展により手術を行うことは少なくなりました。
当院でもQスイッチルビーレーザーを用いて治療を行っております。

扁平母斑(茶あざ)

扁平母斑は保険診療でのレーザー治療の適応があり,Qスイッチルビーレーザーも良い適応であります。ただし他の疾患に比べて再発の可能性がやや高い傾向にあります。

異所性蒙古斑(青あざ)

異所性蒙古斑は保険診療でのレーザー治療の適応があり,Qスイッチルビーレーザーも良い適応であります。

外傷性刺青

外傷性刺青は保険診療でのレーザー治療の適応があり,Qスイッチルビーレーザーも良い適応であります。異物が残存している深さにより数回の治療が必要になる場合があります。

表皮母斑(いぼ様あざ)

レーザー治療の適応はありません。手術にて切除するか皮膚を真皮の浅い層まで削る(皮膚剥削術)の適応があります。

色素性母斑(黒あざ)

切除術が基本です。広範囲に認める場合は皮弁形成術や皮膚移植術が必要になります。
ただし,小規模なほくろで美容目的の場合は自費診療による切除もしくは電気凝固切除術の適応になります。医師の診察において部位や大きさにより適切な方法をご提案します。

青色母斑(青あざ)

腫瘍性の疾患のためレーザー治療の適応ではなく手術による完全切除が基本です。腫瘍性の細胞が一部,皮下組織にも及んでいることがあるので皮下脂肪組織を含めた十分な切除が必要になります。

脂腺母斑(いぼ様あざ)

脂腺母斑は続発症として皮膚悪性腫瘍を生じる可能性があるため,手術による完全切除が必要になります。

単純黒子(黒あざ)

手術による切除が基本です。小範囲の場合がほとんどですので,皮膚を直接縫合して傷跡が目立たないようにします。

血管腫(赤あざ)

血管性病変の特徴に応じて手術,塞栓術,硬化療法,レーザー治療,薬物療法などを選択します。
単純性血管腫と呼ばれている典型的な赤あざはレーザー治療の適応ですが赤色に反応するレーザー機器が必要になります。

よくある質問

HPに掲載されている料金以外に費用はかかりますか?
お薬代は通常は施術料に含まれておりますが、患者様がご希望されての麻酔代・経過によって医師が必要と判断した薬の処方・保険診療についてはその限りではありません。詳しくはお問い合わせください。
目のクマの治療はどのようなものがありますか?

・ヒアルロン酸注入

・ハイドロキノンなどの美白化粧品使用
・たるみ等を取る手術
・テオシアル アドバンスドフィラーアイコンター15ml(目元用美容液)などが挙げられます。

早く効果を求めるものでしたらヒアルロン酸の注入などがおススメです。

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