町田美容皮膚科形成外科

 

眼瞼けいれん

眼瞼けいれんとは

眼瞼けいれんとは、目の周りの筋肉がけいれんして、目が開けにくくなり、まばたきがうまくできなくなる病気です。結膜炎や角膜炎、異物の侵入、ドライアイ、ヒステリー、チックなどで起こるけいれんとは全く別のけいれんです。

原 因

脳内の運動を抑制するシステムが機能障害を起こすことによって生じると考えられています。発症のきっかけとして、心理的ストレス、遺伝的素因(家族性)、加齢、薬物(向精神薬、抗不安薬、睡眠導入薬)の使用、化学物質への暴露などが考えられています。

主な症状

【初 期】
まぶたの不快感、まぶしく感じる、まばたきが多くなる、などがあげられます。ゆっくり進行していきます。

【晩 期】
まぶたが頻繁にけいれんし、目をうまく開けていられないため、日常生活に支障が出るようになります。さらに進行すると自分の意思ではまぶたをあけることができなくなり、視力には問題ないのに機能的に盲目状態になります。

症状の進行はゆっくりですが、自然に治癒することはほとんどありません。また精神的な緊張の度合いで症状が変化することもあり、普段は重い症状があるのに、診察室では症状が出ないという例もみられます。通常、両目に起こりますが、左右差があることも少なくありません。

診 断

軽くて歯切れのよいまばたきができているか、目を開けるのに困難はないかを、まばたきテストで診断します。さらに患者さんの訴え以外の病気を見落とさないように、眼科で視力測定、目の表面を見る検査、必要に応じドライアイ検査を行ないます。

治 療

薬物性眼瞼けいれんならば、きっかけとなっている安定剤、睡眠導入薬などの連用を可能な限り減量・中止し、化学物質にさらされる環境があれば、その環境から遮断するようにします。
難治症例では、手術療法が行われこともありますが、現在、世界中で最も行われているのがボツリヌス療法です。
ボツリヌス療法とは緊張しているボツリヌストキシンを注射することでけいれんや収縮の原因になっている神経の働きを抑え、緊張しすぎている筋肉を緩めるものです。治療時間も短く、翌日から普段と変わりない生活が送れます。効果の高い治療法ですが、効果の持続がおよそ数ヶ月であるため、繰り返し治療を受ける必要があります。

よくある質問

眼瞼けいれんのボツリヌス療法の治療費はどのぐらいですか?

保険適用の場合、3割負担の方で17,000円程度です。これに初診料などが加算されます。
(他検査の有無により、多少前後します)

眼瞼けいれんのボツリヌス療法とはどんな治療方法ですか?

筋肉がけいれんしたり、緊張したりして起こる眼瞼けいれん、片側顔面けいれんの治療に使われる治療方法です。緊張したり、けいれんしたりしている筋肉へ緊張をやわらげるくすり(ボツリヌストキシン)を注射し、けいれんや収縮の原因になっている神経の働きを抑え、緊張している筋肉を緩めるものです。

眼瞼けいれんはボツリヌス療法で完全に治るのですか?

ボツリヌス療法は、一時的に筋肉の緊張をとり、症状をおさえる治療方法です。個人差はありますが、薬の効果はおおよそ数ヶ月です。そのため繰り返し治療を受ける必要があります。

眼瞼けいれんのボツリヌス療法は痛くないですか?

数箇所に注射しますから、ある程度の痛みはあります。当院ではなるべく痛みを抑えるために、局所麻酔を塗って、極細の針で注射します。痛みに弱い方にも安心して治療をお受け頂けます。

痛みに関しては個人差があり、一概には言えませんが、大半の患者さんは注射する1、2秒の間、わずかの不快感があるという程度です。

眼瞼けいれんのボツリヌス療法の副作用はありますか?

注射後、まれに次のような副作用を生じることがあります。

多くは一時的なものですが、程度が強い場合など、気になるときには医師に相談してください。
まぶたを閉じる筋肉の力が弱くなるなどの副作用があります。こうなると顔を洗う時に水が眼に入る、眼が乾く、眼が傷つくなどの弊害が生じる場合があります。

また、周囲の筋肉の力が弱くなり、瞼が開けにくくなったり物が2つに見えたりする場合があります。それら副作用の多くは、通常、半月から1ヵ月程度で消えます。

ボツリヌス治療に対する筋肉の反応性には個人差がありますから、過去に注射して効きすぎた経験がある場合は、診療時にその旨をお伝え頂ければ、注入する量を調整いたします。

眼瞼けいれんのボツリヌス療法の場合、入院は必要なのですか?

入院は不要です。10~15分程度で終了します。処置後に、念のため少し休んでもらう場合もあります。

眼瞼けいれんの処置後はすぐに痙攣が治りますか?

注射後,2~5日で効果が現れてきます。症状が治まるまで10日程度かかる場合があります。
2~4週間で効果が最大になります。
3~4カ月で徐々に効果が弱まってきますので、再び注射前の症状に戻ります。
個人差がありますが、再投与後は3~6カ月の持続効果が期待できます。

眼瞼けいれんの診察時には、医師にどのようなことを聞かれますか?

以下のようなことを確認させて頂きますので、あらかじめご準備頂けると助かります。
●症状が現れたのは、いつ頃からか
●症状は片眼にだけ起こるのか、両眼なのか
●眼のかゆみや痛みはあるか
●症状が起こるのは、常にか、ときどきか
●まぶしいと感じるのは、どんなときか
●どのようにものが見えにくいのか(視力低下と区別するために)
●現在服用している薬はあるか(特に精神科・神経科で処方された薬) など

※一部の抗生物質、精神安定剤など、ボツリヌス療法と同時に使用する場合は注意を要する薬があります。                                                            ●ボツリヌス療法を受けた経験がある方 は、そのとき治療した病気の名前、治療時期を医師にお伝えください。
●慢性的な呼吸器の病気(喘息など)がある方

眼瞼けいれんで、日常生活において気をつけることはどのようなことがありますか?

◆パソコン、テレビはほどほどに
 画面を長時間見続ける生活をしていると、眼の疲れやドライアイ、視力低下を招きます。2時間パソコンの仕事をしたら、15分程度の休憩をとりましょう。

◆毎日十分な睡眠を
 体と同じように眼もしっかり休ませてあげましょう。

◆定期的に視力検査を
 気づかないうちに視力が下がっていることもあります。視力に合っていない眼鏡やコンタクトレンズの使用は眼に負担をかけてしまいます。

◆コンタクトレンズの使用に注意しましょう
 メーカーの指示を超えて長期間連続装着したり、洗浄などのケアを怠ったりすると、大切な眼に深刻なトラブルを招くことも。忙しいときや疲れているときも、面倒くさがらず、こまめにはずしてケアしましょう。

ボツリヌス療法を受けられない場合はどのような時でしょうか?

以下があてはまる方は、治療が受けられません。

妊娠中あるいは授乳中の方、妊娠している可能性のある方、近いうちに妊娠を望んでいる方
この治療により、発疹などのアレルギーを生じることがわかっている方

全身性の筋力低下を起こす病気  (重症筋無力症、ランバート・イートン症候群、筋萎縮性側索硬化症など)がある方 
15歳未満の方

ボツリヌス療法のあとに、注意事項を教えて頂けますか?

 

治療当日のみ、激しい運動など、血液の流れを増加させる行為は控えてください。

翌日以降は、日常生活上の制限はありません。

•日常生活は通常通り行うことができます。
•当日のサウナはお避け下さい。
•洗顔、洗髪、シャワーは当日から可能です。
•当日のアルコール摂取はお控え下さい。
•お化粧は、注入直後から可能です。
・術後4時間は横にならないで下さい。

•48時間以内のマッサージは控えて下さい。
ほかの医療機関や診療科で診療を受ける際には、眼瞼けいれんの治療に対してボツリヌス療法を受けたことを医師にお伝えください。
治療後は、注射した部分をマッサージしないようにしてください。
数時間後には、メイクをすることもできます。すぐに日常生活に戻っていただけます。
治療から約2週間後に、医療施設で治療効果のチェックを受けてください。

ボツリヌス療法をくりかえし行った場合、体の免疫機能が働き、それまで得られていた治療効果を得られなくなることがあります。複数回の治療を受けたのち、明らかに以前より効果が弱まっていると感じられたら、その旨を医師に申し出てください。                                                       また、何らかの異常が現れた場合には、医師にご相談ください。

その他のよくある質問はこちらをご参照ください。

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